シミをなくしたい!

特に女性は顔にシミが出来るともう気分が落ち込み、高いお金をかけて取り除くしか方法はないものと思ってしまい悩みます。少しくらいのシミならファンデーションでカバーできてもやっぱり根本から無くしたい!今より少しでも薄くしたと願います。
シミの原因と一体どのようなものがあるのでしょう?
シミの原因
・紫外線
・遺伝
・やけど にきび かぶれ などの炎症
・ホルモンバランス
1.紫外線によるシミ
人体に影響を及ぼす紫外線には2種類の波長があります。ひとつは UV A波 もうひとつは UV B波 です。
UVA 波は、紫外線の大半を占め雲やガラスを透過し、地表に届きます。皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの組織を破壊し、肌のハリや弾力を奪いサンタン(皮膚の褐色化)の原因になります。
もうひとつがUVB 波です。これはエネルギーが強く肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけ短時間で急激なダメージを与える可能性が高い波長です。サンバーン(肌の赤みや火照り、痛みや水ぶくれ)の原因になります。
紫外線によるシミの予防
・日傘
・帽子
・UVカット効果のある衣類
・日焼け止め
中でも効果的な方法は日焼け止めです。SPF やPA値の高い日焼け止めほど効果が高いと思われがちですが、シミの予防にはSPF15~20、PA++で十分効果があります。2~3時間ごとに塗りなおすことで効果を持続させることがポイントです。
2.遺伝によるシミ
シミのできやすい人、できにくい人は親から子への遺伝も影響しています。
シミができるか否かはDNAの修復能力によります。このDNAを修復する能力は肌色が大きく影響していて、メラニン量が多い人は色黒くシミはできにくいが、メラニン量が少なく白い肌の人はシミができやすい傾向にあります。
このようなシミのできやすさを決めるDNAの傷を修復する能力は親から子へ遺伝します。
もしそのような影響がある場合は早いうちから美白ケアを始めたほうが良いのです。
そばかす
遺伝の影響を大きくy受けやすいのがそばかすです。
人によっては成人前に自然と消えてしまう方もいますが年々そばかす事態の色が濃くなり、目立ってくることもあります。原因は生活習慣にあります。
3.やけど ニキビ かぶれなどの炎症によるシミ
主な原因
・炎症ニキビが頬やあごによくできる
・ふき取りタイプのクレンジングを愛用
・ニキビができたらUVケアはしない
・アレルギーでよく顔の肌をひっかく
・洗顔料を泡立てずに使っている
・化粧水をパッティングして使っている
炎症性色素沈着の原因
・物理的な外傷
・擦り傷
・ひっかき傷
・肌を擦る
・衣服と擦れる
炎症性色素沈着は、シミの中でも比較的改善しやすいという特徴があります。
早めの対処で原因の炎症を鎮め、収束させることが最優先です。
炎症色素沈着を早く消すコツ
・炎症を鎮静化する
(炎症の程度が強く真皮層にメラニンが付着した状態ではコスメやスキンケアではどうにもならないため、美白美容液を使って薄くし、レーザー治療で治す)
・紫外線を防ぎ、患部への摩擦と刺激をさける。
・美白化粧品でメラノサイトの活性化を抑えてメラニンの生成を防ぐ
・肌のターンオーバーを促して色素沈着したメラニンを排出する
(ピーリングをする)
4.ホルモンバランス
ホルモンとシミの関係
お肌の健康と大きな関わりを持っているといわれる、女性ホルモン。
女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」とがあり、これらの女性ホルモンが、相互にバランスを取りあうことで、お肌の健康が保たれています。
ところが、ちょっとしたストレスを感じたり、生理の前後であったりというだけでも、女性ホルモンのバランスは崩れやすくなり、シミができやすい環境となってしまうことがあるんです。
特に40代以上の女性に現れやすい症状は「更年期障害」であり、「ホットフラッシュ(上半身のほてり、のぼせ、動機、発汗など)」、「精神不安定」、「血圧障害」、「血行不良」などが代表的なものとして挙げられます。
また、この時期に急激にシミが増える方がいますが、これらはすべて、女性ホルモンバランスの崩れによって起こる症状です。
最強の美白成分とは?
できてしまったシミを、綺麗に消し去ることは非常に困難です。
ですが、美白効果の高い化粧品でケアをしてあげることで、シミを薄くすることはできます。
美白成分の代表選手は、なんといっても「ハイドロキノン」です。
この薬は、「美容外科」や「美容皮膚科」で処方してもらうことができ、「トレイチノン」とセットで処方されることがほとんどです。
また、女性ホルモンに対しては、影響を及ぼす心配はまずありません。
「ハイドロキノン」の効果は確かに絶大なのですが、ひとつだけ、注意して頂きたい点があります。
それは、あまりにも強い成分であるため、部分的に「白斑(皮膚の色素が抜けて、真っ白になってしまう)」が起きてしまう危険性を秘めているということ。
「ハイドロキノン」を使用する際には、必ず医師の指示に従い、用法・用量を厳守して下さい。
シミ取りに効果的な方法
・紫外線対策
(子供のうちから紫外線対策をしておく)
・ビタミン剤の内服
(完全にできないというわけではないが、シミが薄くなる)
・シミ取りクリーム
(刺激性の強いクリームであり副作用がでる恐れもあるため
注意が必要)
・レーザー照射
(一番効果が早く出るが、数か月後には再発することがあるため
再発予防として日焼け止め、ビタミン剤の内服、クリームの外用
などのアフターケアが必要)